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2012年7月23日月曜日

言葉を超えて

【魔の7月3日】

ドイツ一日目



この日は   きっとこの旅を振り返った時に

必ず思い出しちゃう一日になりました。




立ち上がりは中々よかったなー


まず  前日オランダのキャンプ場で教えてもらった 

ドイツの島に向かうフェリーがでている港へ向かいました


途中  小さな村のスーパーで買出し   

すると おじさんがドイツ語でなにやら言いながらパンフレットを手渡してきた


どうやらその村のもので  是非村を見ていくといい  見たいな事を言ってるようす



見所はすぐそこだからとの事



急ぐ旅でもないので  勧められるがまま村を散歩

小さな村

カモに会ったり

城をたずねたり

エアバスケしたり (結構本気)

村人気分を味わいながら 結構楽しい時間を過ごした


このあと  悲劇がまっているとも知らずに  ・・・・・


村をでて  港へ向かう   


港に到着したものの  英語がまったく通じず  島は断念




そこから当ても無くドライブ

途中立ち寄ったインフォメーションで 湿地帯を散歩するっていうパンフレットをゲット

いた場所からそんなに遠くなかったし  その日 特に行くあてもなかったので
ちょろっとよってみようかとナビをセットして れっつゴー


ナビの導くまま  ずんずん進んでいくと  

だんだん道が険しくなってきた   いわゆるケモノ道



変だなと思いつつも  ここまで連れてきてくれたナビ(キャシー)を信じて
構わず進んでいく



これは 変だ  引き返そうよ  と妻



確かに  引き返そう  と僕



ギアをバックに入れて  アクセルを踏む  


 が 時すでに遅し


タイヤは見事に泥にはまり  空回り







一時間ぐらいかな   いろいろ手を尽くしてみたものの  

近くの廃車で何か使えるものがないか物色中


戦利品




うんともすんとも 



途方にくれる図







助けを請おうにも  車・人通りまったく無し

考えた結果   とりあえず      腹ごしらえ(笑)




さー  助けを呼びにいこうと  立ち上がった時

遠くに人影が!!  見える気がする!!!

HELP!!!   全力で叫びながら 人影のほうへダッシュ




いけどもいけども追いつかない    
結局  気づかれないまま   人影は消えてしまった

誰かいないか 先に進んで  小さな集落にたどり着く


通りすがる人に助けを請う


『車がはまって 助けてほしい』

一人目:『あー 俺 紐とかないから  ごめんね 』
二人目:『私  引っ張れるような車ないのよね  隣ならあるかもよ』
お隣さん:『・・・  で 俺にどうしろと?』
『いや  あの   引っ張ってほしいんだけど』
お隣さん:『ちっちゃいトラクターしかないから無理だな  向こうの方に大きいの持ってる人がいるよ』

向こうの方の人:『あ?』←英語通じず 身振り手振りで説明 『あー  二件隣に持ってるやついるよ』

二件隣の人: も英語通じず  ↑と同じ感じで説明  『jdiam jiomoimocimhgpca』  意味不明な返答

しばらくお互い アクションでやり取りしていると  どうやら  行くから待ってろって事らしい


とりあえず車に戻ろうと 歩いていると  さっきのおじさんが頼りになりそうな車で登場

現場まで一緒にのせてもらう   助けを見て  嬉しそうな妻

『jksdjoiaon oijlakoo  okeoojgoi』  おじさんの指示に従い   牽引の準備



ロープを結びつけるおじさん  手際 やば過ぎ



とりあえず 後ろに引っ張る    ブイン と一瞬で抜ける   

も 切り株みたいなものにひっかかってしまう   なら前に引っ張ろうと 準備を始めた瞬間


ボン!!!!  ぷしゅーーーーーーーー    …   



枝がタイヤに突き刺さり     パンク    




ありえない状況に  叫ぶ僕  笑う妻    きょとんとするおじさん


もうこうなったら開き直るしかない    


だって  人間だもの





車を前に引っ張ってもらい  まずは無事脱出





本来なら この脱出の瞬間  おじさんとの友情が生まれ   


動の雨嵐  となる予定だったのに 


まだまだ僕らの災難は終わりません   お次はタイヤ交換



心配そうなおじさんを横目に   交換完了


そして  ようやく皆笑顔に


お前ら どこに行きたかったんだ?←多分こんな事を言ってる  とおじさん

湿地帯のパンフを見せる   あー それなら場所教えるから着いてこい 


そう言われて  獣道を抜け   おじさんの家に




おじさんは奥さんと暮らしていて  馬車が趣味

馬4頭  豚2頭 鳥いっぱい ウサギいっぱい 犬2頭 と動物園状態


馬車引きの大会でなんども優勝したことがあるらしく  トロフィーがいっぱい


ビールまでごちそうになってしまった


我らがヒーロー Mr.Hinrichs   本当にいろいろとありがとう





さて   結構あっさり終わったな    と感じられたかもしれませんが



ここで終わらないのが魔の7月3日



Hinrich家を出発して   とりあえずその日の宿(駐車場)につくと

パンク交換したタイヤのほうから  煙が



原因がわからず   ルノーへ電話  助けを求める


しばらくすると  レッカー車が到着



ドイツ語オンリーのおじさん  


こっちが伝えたいことも  おじさんが言ってることもちんぷんかんぷん

ドイツの田舎って   こんなにも英語が通じないとは



辛抱強く おじさんの身振り手振りを見ていると   とにかく

近くの修理工場まで運んで  明日の朝チェックする  って言ってる気がしてきた


とりあえず 言われたとおりに 動いてみると   Ok  Ok と納得し始めたので


そのまま後についていって修理工場へ 
(なぜかレッカーしてくれず  ゆっくりゆっくり移動)



そのまま工場前の駐車場で一泊  ・・・


そして 12時をまわり   私は31歳の誕生日を向かえました



ふんだりけったり  とか  二度あることは三度ある  とか

そんな言葉がぴったりな一日



なんとか乗り越えた




この日  学んだこと


ナビを100%信用するな ってこと


言葉がまったく通じなくても  何とかなるもんだ  と言うこと




確実に一つを年を取り   確実に一つ 大人の階段を上った日






そして翌日  7月4日


昨日のおじさんに起こされ


ここではどうやら修理できないらしいから  近くのルノーの工場へ持っていく 

車レッカー車に乗せるから  その間に朝ごはんでも食べてろ  との事(多分)



今日はレッカー車に乗せてくれるんだな   なんて話しながら朝ごはん



食べ終わるころには  車はレッカー車にセット完了




近くのルノー社へ




車の状態を見てもらう  再度ブレーキの故障



そして   昨日の悪夢ふたたび



それまで  修理は保障が効くと言っていたのが一転

これは 君の過失が大きいから 保障は効かない  修理に500euroかかる

と言い出した



『its my birthday!!  please!!』  と粘ってみたものの


聞き入れてもらえず     



節約旅行の僕たちには500euroは死活問題


でも   車がなきゃ  旅事態できない


なくなく修理




travel 旅  の語源は トラブル

まさにその通りだと実感



これにて  魔の7月3日は閉幕でございます


この時助けてくれた皆様   感謝してます

修理工場の人も含めてね




この記事を書いている現在  7月22日

今も元気に旅中   今思うと   いい思い出だわ


いや  ホント






















2 件のコメント:

  1. 2回、すーっごく笑かしてもらった。アリガトウ。
    1回、途方に暮れてる陽ちゃん
    2回、今日はレッカーのっけてくれるんだな、
        何とも言えないボソッと感が・・・2人の会話想像したら笑えたー

    何より2人とも無事で元気に旅を続けているようで良かった×2!!

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  2. あすみ

    久しぶりー  そっちはどんな感じ?
    みんな元気してる?  早く子供みたいなー

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