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2012年7月23日月曜日

明けない夜はないのです

【7月4日 the bright side】



車は無事修理を終えて  旅再開


とにかく二人とも 心身ともにクタクタ



誕生日だし  早めにいい感じのキャンプ場でも見つけてゆっくりしよう

その日の作戦はそんな感じ



ブレーメンに向かいながらキャンプ場を探す  できればネットが使えるところ



オランダのキャンプ場では  ネット率100%


ここドイツではどうか


一個目のキャンプ場  料金 人+車 込みで10euro  破格!!

でも   ネット無し


まだ一個目だし  と  次へ


そのあと何個かアタックしてみたけど   一向にネットは無し



そうこうしてるうちに   大きな湖のほとりのキャンプ場にたどり着く


ブレーメンに程近い Stuhrという町


湖では  老若男女  湖水浴とか日光浴を楽しんでいた



水辺で白髪の マダムが トップレスで プカプカ タバコをふかす姿が イカす


子育てもおわり 残りの人生、夫婦2人の時間を楽しむように じいちゃんとばあちゃんが
寝っころがって 肌を焼いてる (ばあちゃん もちろん ビキニ‼)


ころころと ふとった オバちゃんも 照れることなく 水着で堂々として
…で、やっぱりいつまでも 立ち話

(後日、ふとった水着のおばちゃんの人形をえらく気にいる妻)


ここにきて 歳を重ねるって なにも こわいものじゃ ないんだなと。
感じることが 簡単になる。



天気は晴れ!! ネットはないけど  料金も15euroとお値打ち


ヨーロッパで初水着といっちゃいましょうか?  なんていいながら

ここに決定  



水は凍えるように冷たかったけど   前日のデキゴトを忘れさせてくれるぐらい気持ちよかった



前にどこかで誰かが 『明けない夜は無いのです』 って言ったらしいけど


ほんと  その通り




嫌なことのあとには  いい事がある




そして    ここで   『出会い』 が待っていました







後編に続く  …

言葉を超えて

【魔の7月3日】

ドイツ一日目



この日は   きっとこの旅を振り返った時に

必ず思い出しちゃう一日になりました。




立ち上がりは中々よかったなー


まず  前日オランダのキャンプ場で教えてもらった 

ドイツの島に向かうフェリーがでている港へ向かいました


途中  小さな村のスーパーで買出し   

すると おじさんがドイツ語でなにやら言いながらパンフレットを手渡してきた


どうやらその村のもので  是非村を見ていくといい  見たいな事を言ってるようす



見所はすぐそこだからとの事



急ぐ旅でもないので  勧められるがまま村を散歩

小さな村

カモに会ったり

城をたずねたり

エアバスケしたり (結構本気)

村人気分を味わいながら 結構楽しい時間を過ごした


このあと  悲劇がまっているとも知らずに  ・・・・・


村をでて  港へ向かう   


港に到着したものの  英語がまったく通じず  島は断念




そこから当ても無くドライブ

途中立ち寄ったインフォメーションで 湿地帯を散歩するっていうパンフレットをゲット

いた場所からそんなに遠くなかったし  その日 特に行くあてもなかったので
ちょろっとよってみようかとナビをセットして れっつゴー


ナビの導くまま  ずんずん進んでいくと  

だんだん道が険しくなってきた   いわゆるケモノ道



変だなと思いつつも  ここまで連れてきてくれたナビ(キャシー)を信じて
構わず進んでいく



これは 変だ  引き返そうよ  と妻



確かに  引き返そう  と僕



ギアをバックに入れて  アクセルを踏む  


 が 時すでに遅し


タイヤは見事に泥にはまり  空回り







一時間ぐらいかな   いろいろ手を尽くしてみたものの  

近くの廃車で何か使えるものがないか物色中


戦利品




うんともすんとも 



途方にくれる図







助けを請おうにも  車・人通りまったく無し

考えた結果   とりあえず      腹ごしらえ(笑)




さー  助けを呼びにいこうと  立ち上がった時

遠くに人影が!!  見える気がする!!!

HELP!!!   全力で叫びながら 人影のほうへダッシュ




いけどもいけども追いつかない    
結局  気づかれないまま   人影は消えてしまった

誰かいないか 先に進んで  小さな集落にたどり着く


通りすがる人に助けを請う


『車がはまって 助けてほしい』

一人目:『あー 俺 紐とかないから  ごめんね 』
二人目:『私  引っ張れるような車ないのよね  隣ならあるかもよ』
お隣さん:『・・・  で 俺にどうしろと?』
『いや  あの   引っ張ってほしいんだけど』
お隣さん:『ちっちゃいトラクターしかないから無理だな  向こうの方に大きいの持ってる人がいるよ』

向こうの方の人:『あ?』←英語通じず 身振り手振りで説明 『あー  二件隣に持ってるやついるよ』

二件隣の人: も英語通じず  ↑と同じ感じで説明  『jdiam jiomoimocimhgpca』  意味不明な返答

しばらくお互い アクションでやり取りしていると  どうやら  行くから待ってろって事らしい


とりあえず車に戻ろうと 歩いていると  さっきのおじさんが頼りになりそうな車で登場

現場まで一緒にのせてもらう   助けを見て  嬉しそうな妻

『jksdjoiaon oijlakoo  okeoojgoi』  おじさんの指示に従い   牽引の準備



ロープを結びつけるおじさん  手際 やば過ぎ



とりあえず 後ろに引っ張る    ブイン と一瞬で抜ける   

も 切り株みたいなものにひっかかってしまう   なら前に引っ張ろうと 準備を始めた瞬間


ボン!!!!  ぷしゅーーーーーーーー    …   



枝がタイヤに突き刺さり     パンク    




ありえない状況に  叫ぶ僕  笑う妻    きょとんとするおじさん


もうこうなったら開き直るしかない    


だって  人間だもの





車を前に引っ張ってもらい  まずは無事脱出





本来なら この脱出の瞬間  おじさんとの友情が生まれ   


動の雨嵐  となる予定だったのに 


まだまだ僕らの災難は終わりません   お次はタイヤ交換



心配そうなおじさんを横目に   交換完了


そして  ようやく皆笑顔に


お前ら どこに行きたかったんだ?←多分こんな事を言ってる  とおじさん

湿地帯のパンフを見せる   あー それなら場所教えるから着いてこい 


そう言われて  獣道を抜け   おじさんの家に




おじさんは奥さんと暮らしていて  馬車が趣味

馬4頭  豚2頭 鳥いっぱい ウサギいっぱい 犬2頭 と動物園状態


馬車引きの大会でなんども優勝したことがあるらしく  トロフィーがいっぱい


ビールまでごちそうになってしまった


我らがヒーロー Mr.Hinrichs   本当にいろいろとありがとう





さて   結構あっさり終わったな    と感じられたかもしれませんが



ここで終わらないのが魔の7月3日



Hinrich家を出発して   とりあえずその日の宿(駐車場)につくと

パンク交換したタイヤのほうから  煙が



原因がわからず   ルノーへ電話  助けを求める


しばらくすると  レッカー車が到着



ドイツ語オンリーのおじさん  


こっちが伝えたいことも  おじさんが言ってることもちんぷんかんぷん

ドイツの田舎って   こんなにも英語が通じないとは



辛抱強く おじさんの身振り手振りを見ていると   とにかく

近くの修理工場まで運んで  明日の朝チェックする  って言ってる気がしてきた


とりあえず 言われたとおりに 動いてみると   Ok  Ok と納得し始めたので


そのまま後についていって修理工場へ 
(なぜかレッカーしてくれず  ゆっくりゆっくり移動)



そのまま工場前の駐車場で一泊  ・・・


そして 12時をまわり   私は31歳の誕生日を向かえました



ふんだりけったり  とか  二度あることは三度ある  とか

そんな言葉がぴったりな一日



なんとか乗り越えた




この日  学んだこと


ナビを100%信用するな ってこと


言葉がまったく通じなくても  何とかなるもんだ  と言うこと




確実に一つを年を取り   確実に一つ 大人の階段を上った日






そして翌日  7月4日


昨日のおじさんに起こされ


ここではどうやら修理できないらしいから  近くのルノーの工場へ持っていく 

車レッカー車に乗せるから  その間に朝ごはんでも食べてろ  との事(多分)



今日はレッカー車に乗せてくれるんだな   なんて話しながら朝ごはん



食べ終わるころには  車はレッカー車にセット完了




近くのルノー社へ




車の状態を見てもらう  再度ブレーキの故障



そして   昨日の悪夢ふたたび



それまで  修理は保障が効くと言っていたのが一転

これは 君の過失が大きいから 保障は効かない  修理に500euroかかる

と言い出した



『its my birthday!!  please!!』  と粘ってみたものの


聞き入れてもらえず     



節約旅行の僕たちには500euroは死活問題


でも   車がなきゃ  旅事態できない


なくなく修理




travel 旅  の語源は トラブル

まさにその通りだと実感



これにて  魔の7月3日は閉幕でございます


この時助けてくれた皆様   感謝してます

修理工場の人も含めてね




この記事を書いている現在  7月22日

今も元気に旅中   今思うと   いい思い出だわ


いや  ホント






















グッバイオランダ  な日

7月2日

オランダでの最後のキャンプ場泊を終えて。

インターネット&施設利用&大人2人&乗用車1台

お値段は 20ユーロ前後
↑とは別でシャワーはコイン制(6分/50セント)


キャンプ場天国!といわれるオランダではどこにいってもキャンプ場には困りませんでした。

ありがとう。オランダ!

湿地帯が多いところも、その辺の土手で羊がうじゃうじゃ飼われてるところも好き!

でも、都市部のヨーロッパらしからぬ高層ビルにはびっくりした!

さらば!オランダ!



夕方にドイツ入り。5カ国目。


「これからたくさん、知らない国に行って、たくさんの知らないことが待ってるよ」
といった陽の言葉が耳に残る。

通りかかった民家街の中の川で初めてのカワウソを発見! 葉っぱを茎から咥えてスーイスイ 近づくとおどろいて、あわててもぐってく。かわいいな。


走行キロ 226キロ (1731キロ)

By Yukina

静かな日曜日

今日から7月。


【7月1日】
日曜日   映画の衣装のような黒装束でバッチリ合わせた家族が

教会に向かって向かい風の中 全力で自転車を漕ぐ光景


異国情緒とはまさにこの事    その家族が向かう先は港町Urk


町の人  町の外の人   皆教会を目指してた


町からは人気がなくなって  海風が抜ける音と 自分の足音だけが聞こえる


町の灯台  実は 灯台が好き  マニアではないけど


港には  住民が使えるトイレ&シャワー室  暗証番号を入力して入室する


親切なおじさんが  トイレ使わせてくれた




町を出て

町外れの風車群

カイトサーファー


を眺めながら  次の町へ  ……  By Yo







オランダのStavoren。小さな港町。

 ここは、心に残る町になりそう。

スカッと晴れた空。日差しがつよくて、木陰以外のどこを見ても白くてまぶしい。




今ではおしゃれなヨットが港に並ぶ、静かで上品なヨットハーバーの町だけど

ここは昔、世界へ向けて貿易をひろげた拠点として栄えていたおおきな港で、この港からオランダという国が成長していった。

実は日本の鎖国時代を終わらせたのも、ここから出港した船。

当時オランダ人は木の船で、長い航海をして、よくもまあ、遠い遠い日本まで辿り着いたものだと感服。

教科書で、どこからか見たこともない西洋人がやってきて島国日本の鎖国が終わった。って学んで、それ以上でもそれ以下でもなかった。
その人たちがどこからかどうやってきたのかなんて、いままで一度だって考えてみたことあった?

今度は、鎖国を開かれた側じゃなく、開いた側の人間の角度からみてる。


永い航海に送り出す奥さんの気持ち。
船の中での生活。
日本人のチョンマゲ&刀&着物姿を見たクルーの気持ち。


「当時、お互いが宇宙人にみえただろうね」yo

長崎で、医術や銃を伝える代わりに、日本の着物ほか伝統工芸品をオランダに持って帰ってきたんだよ。 と、 教えてくれたのは海辺で犬の散歩をしていたゆかいなオジサン。

ゆかいなおじさんと犬


「この犬はレスキュー犬で、毎日これをレスキューしてるんだ」

これ


続けて「日本とオランダは所縁のある地なんだよ。いろんな人と出会っていろんな話をたくさんしなさい」と。

これからドイツにいくんだというと、「ドイツは国がデカイからいばってる。オランダ人のほうがユーモアのセンスがある。ハッパも吸うしね(笑)」と、この顔。
(ドイツの方々、おこらないでね)


ちなみにルクセンブルクでは、オランダはハッパが合法でケーキとかにも入ってたりするから気をつけて。街中のあやしいカフェにはあまりいかない方がいい。と忠告されていました。
(オランダの方々おこらないでね)


土地はつながってても、お隣同士で気質が違うから、それぞれの見方があっておもしろい。


キャンプ場にて

夕食ーズッキーニとポテト炒め ソーセージ スクランブルエッグ トマトさらだ菜


風車群の所でみた、初めての野ウサギ(早すぎてカメラを取り出すヒマもありません)

畑の中をすごいスピードでかけぬけていく姿に感動。 自然の中で 自由に 野生的に生きる生き物の美しいこと。 ウサギちゃんにハートをがっちり持っていかれたわ・た・し


By Yukina







P.s 
Stavorenは …

羊たちがいる丘を散歩できるよ





気分はオランダ人

【6月30日】




日本を出て この日で2週間

ドライブ旅行をスタートして10日  走行距離1402キロ

真っ赤なフランスナンバーの車は  パリから離れて行くごとに
注目を集めるようになってきました

怪訝な目で見る人が多いけど    
時に Heah!! とガッツポーズでエールを送ってくれる人がいます

単純に嬉しい    みなさん 旅人には優しくしましょう ^^


Netherland   低い土地 という意味の別名を持つオランダ

海より低い所に家がある そんな不思議な光景を良く目にします


『昔からこの国の人たちは  『水』とうまく付き合ってきたのよ
でも  洪水は怖いから  皆二階で生活してるの (笑)』

と マシンガントークで語ってくれたのは  

本日最初の町 Enkhuizenで ショップを営む素敵なマダム

元々この国を発展させたのは貿易で
ココがその最先端だった  とも教えてくれました

町の灯台  凄い古そうだった



現在は  モノ凄い数のヨットが停泊する  爽やか~ な港町




町の見所は  船が展示されてる博物館&当時の生活を体験できるオープンミュージアム

どちらもスルーしちゃいましたが   マリーナを散歩するだけでも 満足できます

夫婦でヨットを出してランチしたり
大人のセーラーマンに混じって  一人乗りの小型ヨットで練習する少年なんかもいて
海と船が 生活の一部になってるんだなーと感じました
『休日はヨットだしてすごしてるんだ』


本日は ドライブ旅行らしく  道情報も少し

Enkhuizenは大陸からチョコっと飛び出した半島の東側にあります
そこから大陸に繋がってる道  30キロ以上続く海中道路302号線



両側見渡す限り海  Enkhuizenから出発したであろうヨットがプカプカ

気持ちのいい道でした

そこから307⇒50⇒333⇒334 と進んで 
北のベニスと呼ばれているとかいないとか言われてるGiethoornに到着

路地 感覚で川が家の間を縫って流れている町
小型ボートを借りれて  長さに応じて4種類のコースを回れます



僕たちが借りたボートは一時間12Euro
1時間15Euro なんて所もあったから  金額は均一ではないっぽい
最安がいくらなのかは不明

川は一方通行  まずは細い運河をドライブ



コースの中央には 大きな湖があり  そこは自由に操船して楽しめます


気分はまるでオランダ人   ここでも子供たちがヨットにのったり

ボートになってたり  泳いだり    


最高の遊び場


日本の親なら  まず一人でさせないような事を 悠々と楽しんでた





日本っぽい茅で葺かれた屋根の家があったり  雰囲気ある家並み
散歩するだけでも楽しそうな所でした

着いたのが割りと遅い時間で  この町を離れるころにはお店はだいぶ閉店していました

おきゃくさんのまばらになった観光地  結構好きです

グッと雰囲気が増す    


夕飯  香味野菜と肉が入った 冷凍の炊き込みご飯?

香辛料がきいてて  なかなか美味しかった

今日もパーキングで就寝 

小さな町巡り

6月29日



ダイジェスト日記


小さな町巡り辺


Monnickendam⇒Volendam⇒Edam


Monnickendamの有名人 四角い塔

教会の中 古本市

町並み

道沿いに急に給油所があって可笑しかった

最初の四角い塔が一番の見所  小さくて静かな町でした




Volendam

港町

爽やかな潮風  

オランダ名物 ニシンの塩漬けサンド  慣れたら美味い

ニシンのフライ  普通に美味い

浜辺で黄昏青年

あひる


活気のあるベイサイド  

一歩路地に入るとそれまでの賑わいが嘘のような静けさ


どちらの雰囲気も 最高に心地良かった





Edam


少年達がボートでおでかけ

お菓子屋  天井からもこのとおり
これください方式で  手渡し方式

晴天だったなー

少年と少女  釣り中



名物 エダムチーーーズ

チーズで有名な町


到着した時間が遅く  お店はほとんど閉まってた


そのチーズを



サラダで美味しくいただきました




この国の家畜たち







のびのびしてて  心地よさそう




丘のふもとの林で就寝