【8月14日】
毎回困るランドリー探し
でも 今回はスムーズに発見
地下にある ランドリーカフェ
え ここ!? って所にある
奥にランドリースペース
洗濯物を待つ間 こんな素敵なカフェスペースでのんびりできる
もちろん カフェなので飲み物もオーダー可能
ネットも使えます
面白いシステム
お客さんは ほとんど旅人らしく
この日もにぎわっていた
それから 前日予約しておいた
スペアタイヤを積み込むためにルノーへ タイヤ工賃込み 8000円
積み込み作業中
作業員のおじさんに
今日行く予定のアウシュビッツ収容所についてどう思っているのかたずねてみた
『あそこは 人間がいかに残虐になれるのか 知る為に行く価値のある場所
歴史を繰り返さないためにも いろんな人に見てほしい
でも これまで2度行ったけど 俺はもう二度と行きたくない』
『ちなみに 収容所としてはアウシュビッツが有名だけど
実は あそこ以外にも収容所はたくさんあって 同じような事が行われていたんだ
そこの丘のすぐ裏手だって 収容所だったんだよ』
と 教えてくれた
実は収容所を訪れる事を迷っていた二人
その歴史をすでに知っているのに さらに 実際に虐殺現場をみに行く必要があるのか。と
でも このおじさんの言葉達で 迷いは無くなった
この国の人が 見てほしいと感じてるものを見ないわけにはいかない
アウシュビッツはKrakowから車で約1時間ぐらい
入場料金は無料 朝10時~15時までに入場すれば ガイドさんが付く
ぼくらは15時以降に到着したのでガイド無し
収容所が現役の頃 ここで何が行われていたのか
外の世界の人は知らなかった
連れてこられる人たちもまたしかり
なんの為に連れてこられて 何をされるのか知らずに
この門をくぐる
門を作ったのも収容されていた人たち
ここが ただの収容所でないことを知らせる為
最後の抵抗として 左から三番目の文字 【B】を
少し変形させて作っている
列車にのせられ 収容所に向かう旅路
まだ殺されるとは思っていない人たちに
収容所の管理者は
事実を悟られない為に 後から返すからと偽り
持ち物全てに名前を書かせ 提出させた
持ち主の元に帰ることはない 没収された鞄
到着した人の内 体の弱い人や労働に適していない女子供は
まず 体を清潔にする為 裸になってシャワーを浴びろと言われる
それにしたがい シャワー室だと思い込んでいる部屋へ自ら入室するが
実際はガス室 入り口をかたく閉ざされ
ガスが注入されて始めて 自分たちが殺される為に連れてこられたのだと気づく
使用された毒ガスの缶 本来はネズミ捕りに使用されるもの
残された人々は ろくに食べ物も与えられず
毎日重労働を課せられる
収容されていた人によって書かれた絵
毎朝 労働の為 行進して門の外へ(上)
ほぼ毎日 労働中に亡くなった収容者を担いで帰った(下)
音楽隊は 行進のリズムを一定に保ち 人数の把握をするためのもの
暴力によって殺された人
見せしめの為に吊るされた人
科学者のモルモットになって死んだ人
耐えられず 電流の流れる 電線に身を投げた人
射殺・餓死・過労死・窒息死
理不尽な死がここには充満していた
こういった懲罰が毎日行われていた
ユダヤ人だから という理由だけで殺される
あまりにもリアリティーの無い話 でも 現実におこったこと
とにかく 徹底していた収容所のシステム
脱走者が出れば その家族が捕まり 逃げた本人が見つかるまで
見せしめの為 首からプラカードを下げさせられ 収容所での生活を強いられる
毎日囚人の数がカウントされ 数が合わないとなれば
原因がわかるまで どんな悪天候でも 全員を外に何時間でも立たせた
もっとも恐れていたことは 収容所で何が行われているのか外に情報が漏れること
脱走を目論む人には 死刑というもっとも思い刑が科せられた
そんな中にあっても 一部の人は抵抗組織として
収容所内でどうにか情報を外に出そうと戦った人たちもいたらしい
抵抗組織の面々
世界にここの恐ろしさを明らかにした勇気ある人たち
ナチスの殺戮は有名な話だけど
ここでは その方法等 負の歴史が生々しく展示されている
没収されたものを見るだけでも
どれだけ多くの人がここで殺されたかが分かる
キツ過ぎて写真はとれなかったけど この収容所が解放されたとき
7トンの量の人の髪の毛がみつかった
(髪の毛は 毛布やソファーを作る為の素材として使用され
ヨーロッパか各国に売りに出された)
極めつけは 収容所が崩壊する寸前
収容者達を ドイツへ移す為に行われた【死の行進】
すでにボロボロの状態の収容者達
長距離の歩行に耐えられなくて ここでも多くの人が亡くなった
昔の話 とは言っても すでに文明は発達していた時代の出来事
どうしたら 人はこんなにも残虐になれるのか
いまでも 戦争とかテロとか 理不尽な死はなくなっていない
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