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2012年8月31日金曜日

男のロマン




【8月24日】






今日はクルージング


ワクワクしながら   さっさと朝ごはんを済ませて   港に直行



Pika号に乗り込む

Greger船長とその奥さんDirgittaに 船の中を案内してもらう


トイレとシャワーが三つ  ベッドが6つ

オーブン付きのガスコンロと二層シンク

ダイニングテーブルに 一通り揃った食器類

そして冷蔵庫


船の横幅  3m58cm    
これが  4mになると  わずか2cm差で  また別の免許が必要になるらしい

船内は決して広いとはいえないけど
2人で過ごすには十分


エンジンはヤンマー   日本製


死ぬ前に  何か自分にとって特別な事がしたい

そう思い立って  今回クロアチアで船を購入して

乗って帰る  という大冒険に出た とのこと


何かやるのに 歳なんか関係ない

そう実感させてくれる


いよいよ出航

港を出るまではエンジンで進む
 








操船する背中がカッコいい

 


向かう先は Sibenikの町

そこで 船のことについて  話し合いがあるらしく

今回はそれに同行する形になった



船上から見るクロアチアの沿岸もまた良い
 








この辺りのうみではムール貝の養殖が盛んなようだ



一度帆を張ってみるものの  風がない
 









すぐにエンジンに戻す
 



街を眺めて   人生の先輩のはなしを聴きながら
 



熱弁中

優雅にビールを(みんなは)のみながらクルーズ


45分程で 港が見えてきた

停泊時には  のんびりとした雰囲気が一変

さっきまでとは別人になったように2人の様子が
キビキビと慌ただしくなる
  
素人は作業の邪魔にならないように  体をちっちゃくしながら待機


手際良く停泊の準備をする2人

にまざって作業するアントワン

彼の行動力は見習うところがある

 

町について  待ち合わせ時間を決め


Sibenikのヨットハーバー


思い思いの時間ををすごす

僕と妻とファビアンは町散策

アントワンは港で船の見学







郵便ポストのようなドア
 
玄関先にブドウがなってた
 

 


散策中  ファビアンといろんな話をした
 


彼は現在大学3年生

専行しているのは 広告


勉強していくうちに  この分野は自分と合わないと感じているらしく

今年度は別の方向に進みたいとのこと


『広告は 人を洗脳しているような気がするんだ
僕は 自分の考えを人に話すのは好きだけど
決してその考えを相手に押し付けるような事はしたくない』
By ファビアン


                                      
クロアチアには 今でも戦争のつめ跡が残っている所がいっぱいある

くずれかけた 建物   窓には 銃弾のあと
 







リゾート地としてしられているこの国は

豊かに見えて  その恩恵を受けきれていない人がたくさんいるようす


というのも  こうしたリゾート地の多くは

国外の有力者達の所有物で

その為  全体的に物価の安いこの国にあっても

観光地に入ると急に値段が上がる


儲けているのは一部の人間  しかも国外の人


なんだか 沖縄を見ているようだ


良いところは地元の人のものではなくて

外の人のもの


ぜんぶがぜんぶそうではないけど

それでもやっぱり 数にすると多すぎる気がする


ファビアンもまた 世の中にある不平等さを嫌っていた



町散策を終えて

再度船に乗り込み 出航


いい風がふいてきた

『僕はセーラーマンだから 
この風で帆を出さないわけにはいかないね』
 







エンジンを切った船は  信じられないぐらい静か

風の力を受けて  船はドンドン進んで行く
 








最高だ





浮かれる2人

 


ちょっと聞き取りづらいけど

二人からメッセージをいただいたのでどうぞ
 






途中船を止めてくれて  海にザブン
 




「ここは深さ70mよ」

アドリア海で ヨットの上から海にダイブ

嘘みたいな響き

水から上がる時  若い青年たちは お互いに  海に落とし合いっこ


和やかなムードの中
もと来た港が見えてきた

『ぼくたちはこのまま外洋に出るから 停泊しないよ
船から  港に飛び移れるかい?』 と海の男

おっと‼オッケイ‼
急な注文にみんなでバタつきながら


クルージング終了

来年  2人に会いに  スウェーデンに行く約束をして

船と2人はそのまま走り去って行った



シャワーを浴びて

Trogir(トロギル)の町に向かう

たっぷりと日を浴びて お疲れ気味の2人



小さな町 Trogirは 迷路のような町
 
海へと続くメイン通り


ここも レンガではなく  石の家 ツルツルの石の道
 

一歩中に入ると 細い路地が続く
 
 






お次は すぐ近くにあるSplit(スプリット)の町へ


活気溢れた港町


 

TrogirもSplitも世界遺産登録されてる
地下?の土産屋街


こちらも迷路のような旧市街
 


角を曲がる度に 何が待ってるのかワクワクする

 


今夜は青年たちと最後の晩餐

良さそうなレストランで食事
待ち時間中 ファビアン君(左) 折り紙に夢中
 
鶴 感性(緑)

キター

ウマ  ウマ  ウマ
 

お腹いっぱい 美味しい食事を堪能



近くの空き地で就寝






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