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2012年8月31日金曜日

ジンクス





【8月30日】




山を下る
 

そして上る

朝からその繰り返し



イタリアのイメージって 海だったんだけど

山の景色もなかなかのもの



前日のSan Marinoから南へ


今日の町は 学園都市Urbino(ウルビノ)

こちらも 山の上に建てられた城下町




 アップダウンの激しい路地
 
 



町の一部が 大学のキャンパスになってる



400年以上前の建物達

その中に 各学部の教室等がある

芸大内のトイレの注意書き  




路地をさまよっていると

ピアノの音が聞こえてきた




つられて建物の中に入る

古い楽器が展示されてる



窓からの風景はまるで映画の世界



ピアノの音は二階から聞こえている

恐る恐る あがってみる


ドアが開いて  生徒? 先生?がでてきた

『見学してもいいですか?』 駄目もとで聞いてみる

『どうぞ どうぞ   ちょうど良かった
よければ 観客になってくれない?』

人前で弾く練習の為  と 椅子を用意してくれて
ピアノの演奏会がスタート 



学生達の一生懸命な演奏  


プロと違い 荒削りではあるけれど

そこがまた良くて  気持ちが凄く伝わってきた




先生の指導も 情熱的

 



皆  ピアノが好きなんだなー




帰り際  嬉しいお誘いが



何でも 今週の土曜日に ココで学生による

ささやかな演奏会があるから 良ければ遊びにきて との事

しかも 明日から3日間 この町でお祭りもあるらしい



今日中にもっと南へ下る予定だったけど

そんな誘いを断るわけにはいかない


土曜まで この辺をブラブラすることに決定



一旦町を後にして

さて  空いた時間をどう使うか



まずは洗濯




それから 今後のプランの練り直し



そして 近くの町へ買出し

ベネチア観光の時に Mestreの町でもお世話になった

Auchan(ショッピングモール)を発見





ネットも無料で使えるし

スーパーの品揃えも抜群


最近 体が野菜を求めていたので

本日はサラダパーティー

デリでオリーブを買って (お兄さんが大分オマケしてくれた)
モッツァレラチーズもかかせない
生ハム それからトマト
サラダ菜 (レジのオネェさんが 89㌣の所を39㌣に割引してくれた)

おなかいっぱい野菜を摂取




不思議なもので  上手くいく日はとことん上手くいく

駄目な日は 何をどうしても駄目


どっちもって日は ほとんど無い   どっちか

今日は とことんツイてた



明日はどうなるか



 
毎日楽しみでしょうがない




 



さんまりーの





【8月29日】






本日 僕らは 天空の城ラピュタ    


間違った

San Marino(サンマリーノ)  に行ってきました

 


山の上に築かれた城は  まさに天空の城


 

ここはイタリアの中にある 

独立した小さな国

面積では世界で5番目に小さい共和国で

アメリカ大陸がヨーロッパに知られる前に
すでにサンマリノ共和国初代大統領が就任していた
歴史のある世界最古の共和国


収集家用に 切手を生産している


山の頂上からの 景色

一方は海  一方は山  の大絶景

 

初イタリアのジェラートを食べながら
 
お味はチェリー&ストロベリー

気分は   空中散歩

 

ラピュタのロボット兵が木の陰から出てきそう
 
山の陰が
 


吹き抜ける風が気持ちよかった




イタリア入りして困ったこと

トラベラーズチェックを取り扱ってくれる銀行が全くない事


大きな町じゃないからなのか

どこに行っても断られる


銀行の人がいうには

「イタリアでは   トラベラーズチェックの取り扱いを
廃止した銀行が多いよ」

とのこと

理由を知っている人がいたら  教えてください

イタリア旅行をする人は気をつけた方がいいかものマメ知識



今日の就寝場所は山の上


絶景かな
夕日  大好きな白黒で
 
山間の町の夜景
最近日が落ちるのが早くなってきた


 

Took a walk in Venezia






【8月28日】







 僕らのイタリア観光は 水の都 ベネチアから


ベネチアの入口付近にある駐車場は 

料金が恐ろしく高いとの 噂を耳にしていたので


一歩手前の Mestre(メストレ)って町の外れにある

Ospedaleという駅のバス停から バスでベネチアに入ることに

 


駅に向かって 右側にある 

ショッピングモールの立体駐車場は 料金無料(モールの名前はAuchan)
(夜10時には閉まるとのことなのでご注意を
このスーパーなんでも揃います‼(お世話になったので宣伝‼))



バスは行き先ナンバー“24H”っていう路線 片道1人 1.30ユーロ

バスに乗る時に 運転手に言ってバスチケットを買う

帰りは乗り込む前に チケットを 事前にチケット売り場で購入


バスに乗ったら チケットを中にある機械に読ませる


駅からベネチアまで  バスにゆられて  約15分





ベネチア       

響きだけで幻想は膨らむ

運河沿いを優雅に歩く自分を何度想像してきたことか

さて    現実はどうか



他では見られないユニークな町

迷路のような運河は 歩いていて楽しい

特に 人のあまり通らない ローカル路地はまるで異世界

水上バス乗り場
ココでは お店の搬入からホテルまでの移動から
ほとんど船で行う

人がいなくて 魅力的な路地の行き着く先は
だいたい水路でいきどまり

所々そびえ立つ大きな建物
白い  まぶしい

カエルを弄ぶ巨大な少年の像
そのカエルを食べたいおじさん
それを警備するマッチョな警察官
 
小さな水路は ・・・

大きな水路に集合

とにかく甘やかされたハトがたくさんいる
 
イタリアのドアノブはど真ん中に付いてるものが目立つ

ざくろの木  はじめてみた

シャレた玄関のベル
 
運河沿いのカフェ  

華やかな表通りのカフェを支える
裏の台所 

今日は快晴  その分 影も濃い

サンマルコ広場  だったかな

橋で繋がる ベネチアの島々
 
帰り道に迷った時は このサインを辿ろう
 
 
 

 



小さな町ではあるけれど  ここを深く知るためには

半日では足りない


町が落ち着いた 朝とか夜は

にぎやかで華やかなベネチアだけでなく

 また違った表情を楽しめるんじゃないか




観光シーズンと重なったからか  人が山のようにいたことと

運河の水が 思っていたほど綺麗ではなかったって事が

想像と違っていた所

人でごった返す ベネチア


 それでも ベネチアはベネチア

ロマンチックを絵に描いたようなローカル路地はお勧めです

カットされたピザ(2ユーロ)を広場にすわって 

かぶりつくなんてのも いいかも

 
 
 
 
 


しかし今日は歩いた  


疲れた~     Zzzzzz


P.S ベネチアは 町の中で物価がめまぐるしく変動します
       奥にいけば行くほど  高くなる印象
       
       それから トイレは限られたところにしかないから
       苦労するかも       しかも料金が高い
       僕らは 大学の中にあるトイレを 学生にまぎれこんで借りました
       ちなみに無料
      
       両替はベネチアにつく前にすることを強くお勧めします
       とにかくレートが悪い!!  (特に駅の中)

お世話になった大学
 

       
      
P.S のP.S    ガソリンが高いのは夢ではなかった       
       

難攻不落







【8月27日】





う〜   寒い

今朝はずいぶんと冷える


窓は全面 内側から曇ってる


寒い朝はいつもそうだ





現在地スロベニア   いつのまにか走行距離は一万キロをこえていた



この国の西側は 洞窟がいっぱい


世界三番目に大きい鍾乳洞があったり

ファンな人にはうってつけの国


鍾乳洞から 少し山奥に進むと

垂直に切立った岩の洞窟に囲まれたプレット洞窟城がある

1
202年には既にこの地に城があったと言われていて

はね橋があり   石を落としての攻撃など   

守りに徹したつくりの城


鉄壁を誇ったこの城も
使用人の裏切りによって 落とされることになる
 

後ろにある洞窟は  秘密の通路をいくつも持ち   

長期の篭城もできる構造だという

(ちなみにお城の下の洞窟は コウモリがたくさんで
冬になるとコウモリの安眠をまもるため
洞窟だけ立ち入り禁止になるとかならないとか)
 

城の崖下にも鍾乳洞
右に見えるのがその入り口

 

城のたたずまいに   妻感激
 
城の周辺にはハイキングコースもあり
 
お城は 鍾乳洞とのセットチケットで買うと お得に見学できるよ

 


よるにはイタリア入り


そしてビックリ  なんと

スロベニアで140円台だったガソリンが

イタリアでは170円台  (180円越えるスタンドも)
思わずぷっと吹いちゃいました

恐い     恐すぎる



どうか 夢でありますように

 

就寝


それぞれの道を





【8月25日】




四人旅も今日で終了
 


二人を高速道路の入り口まで送り届ける

またブリュッセルかパリで会う約束をして   お別れ



 

旅も人生も 出会いと別れの繰り返し

旅の場合は それが短いスパンでやってくる



その人との絆は

どれだけ長い時間を過ごしたか だけではなく

共有した内容の濃さも 重要だと 改めて感じた




ちょっと気取り屋で 猪突猛進 行動派なアントワン

自然体でのんびり屋 思考タイプのファビアン


とてもいいコンビ

 


別れた後  妻は少し泣いていた




この日は昼寝したり 日記を書いたり

遊び疲れた身体をいたわる日


 



移りかわり






【8月26日】





 
今日もクロアチアは快晴


爽快に海岸線をドライブ

 



ドライブ





ドライブ




ん?




雲行きが      ん?





あれ?




雲行きが     あれ?

 




そして





おお     おお      おお  おおおおお  な感じ
 
 


 海大荒れ   雨が降って  夜には気温も20度近く下がった



船が風呂桶に浮かべたオモチャのように

波に好き放題あそばれていた

 


海岸線を抜け北へ

大渋滞の国境を越えて スロベニア入り



そうそう  クロアチアの国境越えの時に

チェックがあるのは  クロアチアはまだ EUに加盟していないから


なんとなく そうじゃないかなーとは思っていたけど

お恥ずかしながら  抜ける前日まで この事実を知りませんでした



 


山の中の広場で

青年2人はどこまでいっただろう なんて話ししながら就寝



おおつぶの  雨の音が心地よい




男のロマン




【8月24日】






今日はクルージング


ワクワクしながら   さっさと朝ごはんを済ませて   港に直行



Pika号に乗り込む

Greger船長とその奥さんDirgittaに 船の中を案内してもらう


トイレとシャワーが三つ  ベッドが6つ

オーブン付きのガスコンロと二層シンク

ダイニングテーブルに 一通り揃った食器類

そして冷蔵庫


船の横幅  3m58cm    
これが  4mになると  わずか2cm差で  また別の免許が必要になるらしい

船内は決して広いとはいえないけど
2人で過ごすには十分


エンジンはヤンマー   日本製


死ぬ前に  何か自分にとって特別な事がしたい

そう思い立って  今回クロアチアで船を購入して

乗って帰る  という大冒険に出た とのこと


何かやるのに 歳なんか関係ない

そう実感させてくれる


いよいよ出航

港を出るまではエンジンで進む
 








操船する背中がカッコいい

 


向かう先は Sibenikの町

そこで 船のことについて  話し合いがあるらしく

今回はそれに同行する形になった



船上から見るクロアチアの沿岸もまた良い
 








この辺りのうみではムール貝の養殖が盛んなようだ



一度帆を張ってみるものの  風がない
 









すぐにエンジンに戻す
 



街を眺めて   人生の先輩のはなしを聴きながら
 



熱弁中

優雅にビールを(みんなは)のみながらクルーズ


45分程で 港が見えてきた

停泊時には  のんびりとした雰囲気が一変

さっきまでとは別人になったように2人の様子が
キビキビと慌ただしくなる
  
素人は作業の邪魔にならないように  体をちっちゃくしながら待機


手際良く停泊の準備をする2人

にまざって作業するアントワン

彼の行動力は見習うところがある

 

町について  待ち合わせ時間を決め


Sibenikのヨットハーバー


思い思いの時間ををすごす

僕と妻とファビアンは町散策

アントワンは港で船の見学







郵便ポストのようなドア
 
玄関先にブドウがなってた
 

 


散策中  ファビアンといろんな話をした
 


彼は現在大学3年生

専行しているのは 広告


勉強していくうちに  この分野は自分と合わないと感じているらしく

今年度は別の方向に進みたいとのこと


『広告は 人を洗脳しているような気がするんだ
僕は 自分の考えを人に話すのは好きだけど
決してその考えを相手に押し付けるような事はしたくない』
By ファビアン


                                      
クロアチアには 今でも戦争のつめ跡が残っている所がいっぱいある

くずれかけた 建物   窓には 銃弾のあと
 







リゾート地としてしられているこの国は

豊かに見えて  その恩恵を受けきれていない人がたくさんいるようす


というのも  こうしたリゾート地の多くは

国外の有力者達の所有物で

その為  全体的に物価の安いこの国にあっても

観光地に入ると急に値段が上がる


儲けているのは一部の人間  しかも国外の人


なんだか 沖縄を見ているようだ


良いところは地元の人のものではなくて

外の人のもの


ぜんぶがぜんぶそうではないけど

それでもやっぱり 数にすると多すぎる気がする


ファビアンもまた 世の中にある不平等さを嫌っていた



町散策を終えて

再度船に乗り込み 出航


いい風がふいてきた

『僕はセーラーマンだから 
この風で帆を出さないわけにはいかないね』
 







エンジンを切った船は  信じられないぐらい静か

風の力を受けて  船はドンドン進んで行く
 








最高だ





浮かれる2人

 


ちょっと聞き取りづらいけど

二人からメッセージをいただいたのでどうぞ
 






途中船を止めてくれて  海にザブン
 




「ここは深さ70mよ」

アドリア海で ヨットの上から海にダイブ

嘘みたいな響き

水から上がる時  若い青年たちは お互いに  海に落とし合いっこ


和やかなムードの中
もと来た港が見えてきた

『ぼくたちはこのまま外洋に出るから 停泊しないよ
船から  港に飛び移れるかい?』 と海の男

おっと‼オッケイ‼
急な注文にみんなでバタつきながら


クルージング終了

来年  2人に会いに  スウェーデンに行く約束をして

船と2人はそのまま走り去って行った



シャワーを浴びて

Trogir(トロギル)の町に向かう

たっぷりと日を浴びて お疲れ気味の2人



小さな町 Trogirは 迷路のような町
 
海へと続くメイン通り


ここも レンガではなく  石の家 ツルツルの石の道
 

一歩中に入ると 細い路地が続く
 
 






お次は すぐ近くにあるSplit(スプリット)の町へ


活気溢れた港町


 

TrogirもSplitも世界遺産登録されてる
地下?の土産屋街


こちらも迷路のような旧市街
 


角を曲がる度に 何が待ってるのかワクワクする

 


今夜は青年たちと最後の晩餐

良さそうなレストランで食事
待ち時間中 ファビアン君(左) 折り紙に夢中
 
鶴 感性(緑)

キター

ウマ  ウマ  ウマ
 

お腹いっぱい 美味しい食事を堪能



近くの空き地で就寝