【7月28日】
8カ国目 Lithuania(リトアニア) 突入
道を走っていると ポーランドで一度消えかけた
東への警戒心が 復活してくる
建物は古く 人の目には 強い警戒心
バルト三国の中でも 最も貧しいとされる国
引き締めなおさねば
リトアニアの通過は Litas(リタス) この頃大体 1リタス=28円
物価はポーランドよりも若干安めだけど
モノの質を考えると どっこいどっこいかも
Kaunas 国境近くの大きな町
駐車料金の払い方が分からず 右往左往してしまったけど
この日は土曜日 土日はタダみたい
まずは旧市街をぶらつく
カウナス城 中を見学できる
教会
内部 結婚式が行われていた
ボロボロなんだけど それが重みを感じさせる
路地に入ると 朽ちかけた建物が目立つ
怖いとは感じないけど 決してキレイとはいえない
この辺りの国は 都市部とそうでない所での格差があると聞いていたけど
たしかに 郊外から走ってきて 多少その事実があるなと感じる
お昼はここで食べようと決め レストランのメニューを覗くけど
あまり安くない もっと 地元の人の行くような所を探す
そして見つけた中華の店 おお 中華
なんか 懐かしい
おお ハシ おお おおお
おおおおお おお うおおおおおお 美味いぃぃぃ!!
ばっちり中華 とは行かないまでも 近い 近いよ!!
知ってる味だよ 醤油もあるよーーーー
馴染みのある味っていうだけで こんなにホッとするものとは
多分 今 日本食食べたら 泣くかも(笑)
土曜日のKaunas旧市街は 結婚式のオンパレード
ここにも
ここにも
こんな感じの人も
友人達による イタズラ
一日かけて 町のいろんな場所で写真を撮りながら騒ぐ らしい
『あれ 俺の参加する式って どれよ?』 って迷いそうなぐらい たくさんいた
ポーランドでもそうだったけど
幸せそうな ハッピーそうな人たちを見ると
ガチガチに警戒した頭を 少し和らげてくれる
それにしても 西に比べて貧しいとはいえ
世界から比べれば おそらく裕福なほうに入るこの国でさえ
みていて危なっかしい所があると感じるのに
飯が食えないとか 住むトコがないとか
もっとヤバイ国は いったいどうなってんだろう
日本に生まれたことへの感謝と ヤバイ国をどうにもできない自分の無力さ
どちらも感じずにはいられない
さて
この町で どうしても行っておきたかった場所がある
世界大戦時 ユダヤ人の為に ヴィザを書き続けた日本人がいた
杉原 千畝さんの記念館
当時ポーランド系ユダヤ人達は ドイツ軍から逃れる為
八方手を尽くし ドイツ軍の手の届かない場所へ逃げようとしていた
国外逃亡のルートとして 日本を通る というものがあり
そのルートを選択した人たちが
ここ リトアニアの日本領事館にヴィザを書いてもらおうと大勢押し寄せる
当時 ここに赴任していた 杉原さん
1人 2人なら 自分の裁量で書くこともできるけど
これだけの数のヴィザを 勝手に発行することはできない
一度国へお伺いをたてる
答えは No
日本はドイツと なにやら契約をかわしていて
ドイツの不利益になる事には 手を貸すことができなかった
ユダヤ人達がナチスに捕まればどうなるか 杉原さんは知っていた
このまま 彼らを見殺しにしていいのか
悩んだ杉原さん 結果 国を無視して ヴィザを書きまくる決断をする
やがて その地域も戦争に巻き込まれそうになり
杉原さんに 撤収の命令が下る
家族も一緒に住んでた杉原さん
こればかれは逆らえない
領事館をでて 列車が出発するその時まで
杉原さんはヴィザを書き続けた もう 書けない そう思った時
彼は車窓から ユダヤ人に 『私にはもうかけません』 と泣いて謝ったそうだ
杉原さんが救ったユダヤ人の数は 6000人
国 という大きな組織に属していながら それを無視して
何を成すべきかを見極め それを実行した まさにヒーロー
彼の決断を支持した家族も凄い!!
記念館では 日本語のビデオ上映等 分かりやすく彼の功績を知ることができます
救われたユダヤ人達の証言(ビデオ室)
彼の机
新市街も きれいだよー
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