スペインのとある一日
ガソリンスタンドで うまくカードが 使えなかったりして
現金をつかっていたため 残金がこころもとない
そういえば 国によって カードがうまく反応しないことがあるってきいた事あるな
いつも ギリギリになって 動く傾向のある 私たち
残金わずかになって
『お そろそろ にっちもさっちもいかないな』 と 初めて気づき 慌て
トラベラーズチェックを 換金してくれる 銀行を探し始める
ここは スペインの地方都市 英語も通じず
もちろん銀行でもスペイン語で指示される
『ここじゃー かえられないけど ここにいけば かえて貰えるよ』
みたいなことをいいながら
親切なおじさん 紙に スペイン語を書いてくれる
が それが 住所なのか 店舗の名前なのか はたまた 別の町の名前なのか 不明
そのちいさな疑問を 質問する術も持っていなければ
質問が通じたとしても 返ってくる答えがおそらく わからない
この先の 不安を押しころし
『グラシアス!』と笑顔で 颯爽と 店を去る2人
「しらみつぶしに 手掛かりをさぐっていく探偵気分だね」の会話通り
その後 しらみつぶしに動き (もしくは たらい回しされ)
銀行 5件目でようやく 最初の おじさんが教えてくれた 大きな建物の本店にたどりつく
この時 14時半
「 現金(安心)を手にしてからだね!」 と
まだ 朝食も 食べておらず 空腹はピークを越える
が なんと
恐るべし…トラベラーズチェック…
恐るべし…この ひもじさ…
どさくさに紛れて 110ユーロの キャッシングもして
料理する手間もおしくて とりあえずありついた食事が ヨーグルトとポテチ
おいしかった〜(哀)
移動に続く 移動 617キロ
フランスへ フランスへ
掟破り
旅の 掟
“ ヒッチハイカーを見つけたら 乗せる ”
破ってしまった
だって だってね
ものすごい ドレットの
体のでっかい 若い黒人で
ボロボロの 洋服に ビニール袋 ひとつ手に下げて
歯がなかった
あんなでっかい 身体で もし 暴れられたら
と 思うと
怖かったんです
掟破り な できごと
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