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2012年8月30日木曜日

ウルトラマン








【8月20日】






朝5時

駐車場でねていると   車のすぐ近くで 人の話し声がする

  寝ぼけ眼で恐る恐る 外の様子を伺う





2台の車と男たちに  囲まれてる??


初の襲撃か!      俺の猫パンチが飛び出すか?!







よくよく見ると  おじさんの集団が

待ち合わせをしていただけみたいだ


襲撃ではないにしろ

もう ここでは落ち着いて寝てられない

場所を移動して 二度寝



Zzzzz …





本日は

クロアチアの自然遺産  プリトヴィツェ湖群公園に向けて 移動する日


一旦 スロベニアに入って すぐにクロアチア入りする予定

スイカ休憩







スロベニアの国境は今まで同様 NOチェックでスルー



クロアチアの国境も同じように走り抜けると 背後から

『Hey!!!!!』と やや怒り気味で呼び止める声がする


『ここは国境だ そんなスピードで抜けるな!』

『ここからはクロアチアに入れない この先の国境から越えろ』


終始 不機嫌な態度で そう説明された


警備を無視して通り過ぎたことを謝って

指示通り  言われた場所で無事にクロアチア入り


危なく 国境破り するところだった


チェックする国もあるんだな  気をつけよう





今日のキャシー(ナビ)は攻め攻め

車一台がやっと通る 細く 急勾配な道へ誘導する

坂の途中でお昼休憩



 



ドイツでの 車はまり事件を思い出し ビクビクしながら進んでいくと


待っていたのは ブドウ畑が並ぶ 山村

山肌にポツポツと家や畑が張り付いている絶景

 
 
牧歌的な風景が続く
 


キャシー         君を  疑ってごめんよ




どんどん南へ進んでいくと

だんだんと山の雰囲気が変わってきた


畑だらけの景色から  この辺りは渓谷といった感じ


ん?  谷底に流れる川で 泳いでいる人達を発見

この日の気温 37度

行くしかない





ここは  Poljanakという村   どうやら ちょっとしたリゾート地のようだ

シュワッチ!!


川の水は冷たくて   気持ちが良い

子どももばーちゃんも  川辺でシャンプーしてる



そこに何があるのか調べてからいくよりも

不意に見つかる こういう場所のほうが 心に 強く刻まれる事が多い






  今日の寝床は プリトヴィツェ入園口前の従業員駐車場

辺りは真っ暗


『ここ  駐めて(寝て)いいのかな…』


あたりの様子をうかがいながら   食事の準備をしていると


青年が近づいてきた


『君たちここで寝るの?』 と青年

『そうする予定だけど    君たちは?』

『そうしたいんだけど
テント張っていいかどうかわからないんだよね』

どうやら、同じく迷ってる様子

『とりあえず そこの従業員に聞いてくるよ』

と 言い残して  闇に消えて行く

背中が妙にたくましく感じた


しばらくして  青年が朗報と共に帰ってきた

『どうやら 問題ないみたいだよ』


一安心


青年にどこからきたのか聞いてみた

『ベルギーからヒッチハイクできたよ』 との事


なるほど たくましく感じるわけだ


明日向かう方向が一緒だったので

公園を見学後  乗っていくか聞いてみる


『光栄です!もちろん乗るよ!  』


 それじゃ  明日ね   と一旦解散

青年はまた闇へと消えていった


食事中  青年が消えていった方向が何にやら騒がしい


どうやら  レンジャー(管理人)に注意されてる様子


しばらくして  レンジャーは去っていった


とりあえず、逮捕はされなかったみたい



青年がこちらに向かって走ってくる


『テント張ったらダメって言われちゃったークソー
罰金払えって言われたけど  そこは何とか大目に見てもらったよ
僕たちはもっと森の奥にいくよ
じゃあ明日7時にここで。もし時間になっても来なかったら、僕たちはまた警察に見つかってに捕まったってことだから待たなくていいよ 笑』

 と明日の待ち合わせをして 就寝





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