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2012年8月7日火曜日

英雄シュテルテベッカー





【7月16日】



さー  マリー&ダニエルと 観光観光!



と  その前に
洗濯物がどっさり!そろそろ新しい下着も服もなくなってきたので、ちかくの町にコインランドリーを探しに行く。

ドイツ語が読めないので、服の絵が書かれてある看板を頼ってランドリーらしき店をさがす。

1件目に見つけた店は、クリーニング店。

店のおじいさんに英語でコインランドリーはあるか?

と尋ねてみるが言葉が通じない。
お互いにわからないながらも、やりとりしていると

「そんな店はないよ。でもうちであらえるからついてきな!(みたいな感じ)」
と、頼もしい背中。

店のカウンターに入り、おじいさんは洗濯物の袋から一枚一枚、Tシャツ、パンツ、ズボン…と丁寧に取り出していき、ー最終的に電卓を片手に「50.0ユーロでいいよ」と、クリーニング代を請求。

おっと!このじーさん、パンツにアイロンをあてるつもりだな!
(プレスされたパンツを想像)
いやいやいや。 パンツ プレス ノーサンキュー

「あー…ちょっとたかいな(キャンセルのつもりで)」

「じゃあ、これくらい?(電卓には47.0ユーロの数字)」

「いや、no thankyou!(今度はちょっと強めに)」

あわててその店を後にする。

商売上手なおじいさん  あっぱれ!



それから 町をグルグル回ってみたけど無くて この日の洗濯は断念
昨日の約束をはたすべく、ダニエルとマリーと合流。


2人の案内で まずむかったのはJasmund National Park
新しめの世界遺産


森の中をハイキング


先住民族が人口的に造った湖


や、集落を守るために作った朽ちた高い塀の跡があった。

特定の神様はいなく  自然界を崇めていた人たち
いけにえを捧げるための岩もそのまま、のこされていた。

この辺りは昔  独自の生き方をしていた先住民族たちがいて
この島の発祥はここだとされている

キリスト教徒がくるまでは  きわめて原始的な生活が行われていたらしい



この岩をふくめてその辺りの石は、氷河期に他の大陸から氷山にのせられてここまではこばれてきたものだと、森の案内家2人が教えてくれた。




緑色の水の正体は(写真)ちいさいちいさいプランツたちの集合体。

水をすくって見せてくれたマリーの手にはほんとうにかわいい、ちいさい葉っぱたち。
緑色のきっちゃねー水だと思ってた無知で思慮あっさーいな自分。
鈍って硬くなってるわたしの感性に、このちっちゃな息吹はガツンと響く。

そして この森の目玉はこれ!


この白いとこ全部、岩でも石でもなくチョークでできてんだって。

少しずつ削れたり、雨で崩れたりしながら形を変え続けている崖。


沖縄を思い出す海の色


往復3時間ぐらいのみちのり   

崖の下までいけるらしいんだけど   前日雨がふっていたので
案内人の2人が危険だと判断



公園をあとにして Bergenという町でかなり遅めの昼食

ダニエルが値段とかを比較してチョイスしたレストラン


ボリューム満点   美味しかったー


食後に…


そして   劇を観に!

Ralswiekという小さな村の野外劇場
シュテルテベッカーっていう本当にいた海賊を主人公にした内容で、馬は出るわ、船はでるわ(本物の湖が舞台!)!花火は上がるわ、鷹は出るわ!規格外な演出に鳥肌がたった。

毎年、この時期に上映してて、全8話
但し1年ごとに1話づつの公演の為 全部見るには8年かかる!!!
この年は なんと最終回が公演される年だった

入り口 チケットは一人12ユーロ(もっといい席もある)

始まるまで時間あったので 出店をブラブラ

フードコート

野外劇場 もうすぐ開演

そして 開演  

日が落ちて幻想的な雰囲気に

そして 終焉 ラストは花火

全部ドイツ語だったので

細かい成り行きはわからなかったけど

大まかなストーリーとしては
前作で自分の国を手に入れた主人公  その国をよく思わない近隣のお偉いさん達
人をやとって  主人公を殺そうとする
主人公が不在の時に国におしよせ  親友の神父をつれさる 
そして  主人公をおびき出す為  神父の処刑を公表する
主人公とその仲間達は  罠だとしりつつも 神父救出の為 処刑場に向かう

一旦は救出に成功するものの  逃げる時に受けた傷が原因で神父は死亡
その事に激怒した主人公は 復習の為 再度相手陣地に乗り込む

激しい戦いの末   囚われて  最後処刑される


そんな感じ 


それにしても  全部見るのに8年って   壮大にも程がある

全部見た人   いるのかな??

劇場から駐車場までの帰り道



キャンプ場まで2人を送り届け

2人が住むハイデルベルクでの再開を誓い  おわかれ


素敵な一日だった

















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